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透明帯開孔術(AHA)について

透明帯開孔術(AHA)について

卵子は、受精後5~6日目に赤ちゃんになる細胞と胎盤になる細胞に分かれた胚盤胞に発達します。その後、拡大・収縮を繰り返しながら透明帯と呼ばれる殻を薄くし、破って着床します。胚(受精卵)は、この殻を破るのに多くのエネルギーを必要とします。そのため、発育が遅く発育力が弱いと思われる胚や、殻を破りにくいことが予想される胚は、レーザーを使って透明帯開孔術を行います。 新鮮胚は自力で透明帯を破るので、通常は新鮮胚では透明帯開孔術を行っていません。しかし、ガラス化保存(凍結保存)をすると、透明帯が硬くなります。当院のデータでは、開孔術を行えば24時間以内に100%が透明帯という殻から出ますが、開孔術をしないと48時間待っても24%しか殻から出ません。よって、ガラス化保存した受精卵は、融解した直後に全例透明帯開孔術を行っています