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治療内容

Treatment Content

先進医療について

先進医療とは

先進医療については、平成16年12月の厚生労働大臣と内閣府特命担当大臣(規制改革、産業再生機構)、行政改革担当、構造改革特区・地域再生担当との「基本的合意」に基づき、国民の安全性を確保し、患者負担の増大を防止するといった観点も踏まえつつ、国民の選択肢を拡げ、利便性を向上するという観点から、保険診療との併用を認めることとしたものです。
(厚生労働省ホームページより一部抜粋)

※東京都では、先進医療に対し助成制度を実施しています。
詳しくは「東京都特定不妊治療費(先進医療)助成事業の概要」をご確認ください

実施できる先進医療について

厚生労働省が先進医療Aとして認めている技術のうち、当院から厚生局へ届出を提出し、承認された技術のみが実施可能となります。

現在、当院にて実施可能(承認済み)の技術については下記の通りとなります。承認状況は随時更新して参ります。

当院で実施可能な先進医療技術 ※先進医療には消費税は必要ありません。

タイムラプス撮像法による受精卵・胚培養
<技術の概要>
培養器に内蔵されたカメラによって、培養中の胚を一定間隔で自動撮影し、培養器から取り出すことなく、正確な胚の評価が可能となる技術
<適応症>
不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊、又は一般不妊治療が無効であるものに限る)
<費用>
35,000円

ヒアルロン酸を用いた生理学的精子選択術(PICSI)
<技術の概要>
ヒアルロン酸に付着した精子を選択し顕微授精を実施することで、異数性胚の発生率を下げ、流産率を低下させる技術
<適応症>
不妊症(胚移植後に反復して流産を認めたもの、あるいは奇形精子を伴うものに限る。)
<費用>
33,000円

子宮内膜刺激術(SEET法)
<技術の概要>
胚培養液を胚移植数日前に子宮に注入し、受精卵の着床に適した環境を作り出す技術
<適応症>
不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊又は一般不妊治療が無効であるものに限る。)
<費用>
22,000円

子宮内膜受容能検査1(ERA)
<技術の概要>
子宮内膜を採取し、次世代シークエンサーを用いて遺伝子の発現を解析し、内膜組織が着床に適した状態であるのかを評価する検査
<適応症>
不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊又は一般不妊治療が無効であるものであって、これまで反復して着床又は妊娠に至っていない患者に係るものに限る。)
<費用>
155,000円(1回目) 135,000円(2回目)

子宮内細菌叢検査1(EMMA/ALICE)
<技術の概要>
子宮内の細菌叢が正常であるのか、異常であるのか、またその菌の種類の組成を判断する検査
<適応症>
慢性子宮内膜炎が疑われるもの
<費用>
95,000円

子宮内膜擦過術(スクラッチ)
<技術の概要>
胚移植を行う予定の前周期に子宮内膜のスクラッチ(局所内膜損傷を与える)を行い、翌周期に胚移植を行う技術
<適応症>
不妊症(卵管性不妊、男性不妊、機能性不妊又は一般不妊治療が無効であるものであって、これまで反復して着床又は妊娠に至っていない患者に係るものに限る。)
<費用>
11,000円

子宮内膜細菌叢検査2(子宮内フローラ検査)
<技術の概要>
子宮内腔液に含まれる細菌の解析を行い、Lactobacillus属の占める割合、その他の細菌叢の分布を明らかにする検査
<適応症>
不妊症(これまで反復して着床・妊娠に至らないものに限る)、慢性子宮内膜炎疑い、または難治性細菌性膣症
<費用>
44,000円

膜構造を用いた生理学的精子選択術(ZyMōt)
<技術の概要>
マイクロ流体技術を用いた精子選別法であり、精子に損傷を与えるとされる化学物質や遠心分離を行わずに運動性の高い機能的な精子の抽出が可能となる技術
<適応症>
不妊症(1回以上顕微授精をしても移植可能胚が得られなかったもの、または胚移植しても妊娠に至らなかったもの)
<費用>
33,000円