基礎医学
全ての胚盤胞を着床させるには
2018年11月2日 基礎医学
ヒト受精卵の着床は不明な点が多い。なぜ免疫的に自分ではないものが拒絶されずに着床し、育つのか。 その理由としては以前から、卵胞ホルモンや黄体ホルモンの存在や子宮内膜が免疫的拒絶を抑制しているためと説明されています。しかし …
D-6の④⑤⑥(拡大から脱出)胚盤胞とD-5胚盤胞の凍結融解移植の臨床成績の比較
2018年11月2日 基礎医学
【背景】 最近の海外からの報告ではD-6の④⑤⑥胚盤胞はD-5の④⑤⑥胚盤胞に比べて凍結融解移植の臨床成績が良くないと報告されている。2003年までのHARTクリニックでは、D-6の④⑤⑥胚盤胞の融解後生存率が悪く、AS …
凍結時に⑥(脱出)胚盤胞となっている凍結胚盤胞融解移植の成績は本当に低いのか
2018年11月1日 基礎医学
【背景】 ガラス化胚盤胞の融解移植において採卵から6日目の胚盤胞の④⑤⑥の成績は良くない、あるいは特に⑥が良くないと海外では報告されている。海外ではPGS(着床前診断)を行っており、透明帯から脱出した栄養外胚葉の細胞を生 …
PCOS(多嚢胞卵巣症候群)治療についての検討。妊娠率が高いのは、ホルモン補充周期の凍結胚盤胞融解移植(FBT)か排卵周期FBTかについての考察
2018年3月22日 基礎医学
PCOS(多嚢胞卵巣症候群)の治療は、東京HARTクリニックでは、アンタゴニスト法による排卵誘発をして、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を避けるため全胚盤胞凍結を行ない、妊娠希望周期に、凍結(ガラス化)胚盤胞の融解移植(F …
自然周期orホルモン補充周期?-PCO群と非PCO群での凍結胚盤胞移植の成績の検討
2018年3月20日 基礎医学
【目的】自然周期またはホルモン補充周期での凍結胚盤胞移植の妊娠率および流産率をPCO群と非PCO群でそれぞれ比較する。 【対象】2014年1月~2017年12月に東京HARTクリニックで凍結胚盤胞移植を行った患者。AFが …
子宮内膜日付診結果からホルモン補充周期の黄体ホルモン投与から6.5日目あるいは7日目にガラス化胚盤胞融解移植をして妊娠出産に至った9症例の検討
2018年3月19日 基礎医学
[目的]子宮内膜日付診を行い、POD3(排卵後3日目)の結果を得た症例について、D6.5あるいはD7にガラス化胚盤胞融解移植を行い妊娠出産に至った9例について考察し、その有効性を検討した。 [対象]2014年から2017 …
2017年のヨーロッパ生殖医学会(ESHRE)の着床前診断(PGS)についての発表とアメリカのReprogenetics社の着床前診断(PGS)のデータについて
2018年1月20日 基礎医学
胚盤胞の⑥(hatched)すなわち透明帯という殻から完全脱出した胚盤胞でPGSを行った患者の着床率は24%と低かった。アメリカでのPGSの成績では着床率54%、流産率10%であった。いずれも満足できる成績ではないと考え …
染色体数が正常な胚盤胞の割合について
2016年8月27日 基礎医学
(1) 正常な数の染色体をもつ胚盤胞の年齢別割合 (図1) アメリカのリプロジェネティックス社という遺伝情報診断センターの2012年までの約1万症例の約6万個の胚盤胞の染色体の異数性の検査結果を示します。体外受精周期に得 …